2019/04/16 | カテゴリー:スタッフブログ
コーヒーの成分の中で頭痛に影響していると言われているのはカフェインです。
カフェインは脳血管を収縮させる作用があるため、頭痛に対して効果的な場合とそうでない場合があります。
効果的な場合
脳血管が拡張して(拡がって)周りの神経を圧迫し、頭痛が起こるものに対してはカフェインは有効です。
カフェインには血管を収縮する(縮める)作用があるので頭痛に対して有効な場合があります。
また、二日酔いによる頭痛に対しても効果が見込めます。
お酒を飲むことによってアセドアルデヒドという毒素が血中に溜まります。
コーヒーのカフェインには利尿作用があるので血中に溜まっている毒素を素早く体外に出してくれます。すると、頭痛がなおりやすくなります。
効果的でない場合
脳血管が収縮する(縮まる)ことによって起きる緊張型頭痛の場合、カフェインは脳血管をさらに収縮させてしまうため頭痛を悪化させる可能性があります。
コーヒーを飲むことによって利尿作用が高まると体内の水分が不足しがちになります。
体内の水分量が減ると血液濃度が高まり、血液が流れにくくなります。
そして頭痛や吐き気を引き起こすことがあります。
コーヒーを飲むことによる副作用
コーヒーは中毒を引き起こすこともあります。
急に大量にコーヒー(カフェイン)を摂取したり、長期的に摂取したりしているとめまいが起こったり、自律神経が乱れてパニック障害を起こしたりする場合があります。
以前、アメリカの子どもがカフェインを含むエナジードリンクを飲んだ後に急死したニュースもありました。
カフェインは覚醒作用があるので夜なかなか寝付けなかったり、眠れたとしてもすぐに目を覚ましてしまい睡眠の質が悪くなってしまったりする可能性があります。
薬を飲んでいる方もカフェインは注意が必要です。
頭痛薬や鼻炎薬、風邪薬などの一部の薬にはカフェイン入りのものもあります。
一緒に飲むと過剰摂取になり、中毒症状を引き起こす可能性があります。
最後に
頭痛に対してコーヒーは効果的な場合もありますが、様々なリスクもあります。
大切なのは、一時的に頭痛を抑えるのではなく頭痛の必要のない健康な身体にすることです。
当院の内蔵・クラニアル(頭蓋骨)整体は、身体の歪みを整え、自律神経が正常に働くようにしていくことができます。
なかなか改善しない頭痛、繰り返し起こる頭痛は当院にご相談ください。