2019/06/24 | カテゴリー:スタッフブログ
国民病と言われるほど悩まれている方が多い肩凝り。
「ただの肩凝り」と油断していると実は大きな病気の前兆だったということもあります。
症状は身体のサイン
肩こりに限らず、身体は何かの問題があると「症状」としてSOSを出します。
肩こりの場合は心臓、肝臓、胆嚢、腎臓、耳、歯などに関連があります。
筋肉の緊張やコリ、疲れなどで起こる肩こりは基本的には寝れば回復していきます。
いつまでたっても改善しない肩こりや症状が悪化するような肩こりは上記した内臓等に問題があるサインかもしれないので注意が必要です。
肩こりと関連臓器
心臓
自律神経(内臓を働かせる神経)と知覚神経は同じ経路にあります。
心臓を司どっているのは自律神経であり、自律神経だけに問題があっても知覚神経に影響してしまうため、痛みを発症します。
特に左側に肩凝りを感じることが多いです。
心筋梗塞や狭心症などの病気も疑われます。
肝臓
肝臓は身体の右側の肋骨の下に位置します。
肝臓は状態が悪くなると重くなり下に下垂していきます。
すると「放散痛」といって肝臓の周辺に症状を出します。
特に右側だけ肩凝りがある場合は注意が必要です。
肝炎や脂肪肝などの病気も疑われます。
胆嚢
胆嚢も肝臓と同様に右側に位置します。
放散痛としてやはり右側側に肩凝りを感じることが多いです。
胆嚢炎や胆石などの病気も疑われます。
腎臓
腎臓は身体の左右に一つずつあります。
主に体内の水分である血液を循環し、ろ過する働きがあります。
腎臓の状態が悪くなっても肩凝りを感じることがあります。
腎臓は腰痛とも深く関わっているので腰部の症状も発症します。
腎炎や腎結石などの病気も疑われます。
耳
耳の症状も耳鼻科などに行き原因がない場合は、肩凝りから耳の症状が発症している場合があります。
首の後ろには後頭下筋群があります。
コリで筋肉が緊張すると首の周りにある後頭下神経、大後頭神経、小後頭神経といった神経が圧迫されます。
この神経が耳を支配しているため、圧迫されると耳鳴りが発症する場所があります。
歯
虫歯などの原因がなく歯の痛みがあるのは肩凝りが原因の場合があります。
長年のデスクワークや姿勢の悪い仕事をしていると頭を支える首に大きな負担が掛かります。
頭の位置や首の位置が歪むと結果的に顎の位置もズレて歯並びも悪くなる傾向にあります。
歯の噛み合わせが合わなくなると「無菌性歯痛」を発症することもあります。
肩を揉んでも肩こりは良くならない
上記のように長年続く肩凝りには注意が必要です。
筋肉だけをマッサージしてもなかなか良くならない場合は思わぬ病気が隠れている場合があります。
肩こりとして身体が発してくれているサインにいち早く気が付き、取り返しがつかなくなる前に対応することが必要です。
肩を回しても、肩を揉んでも、運動しても良くならない肩こりの場合は、頭の歪みや内臓の歪みをしっかりと整える事が肩凝り改善のポイントです